お客様のニーズを的確に把握し、新技術や市場動向を読みながら電装部品の創造をする。それが開発設計セクションの仕事です。私たちが図面を引くとき、第一に考えるのは構造デザインを「いかに効率よくシンプル」にするか、ということ。シンプルに、というのは楽なようで実は最も技術力を必要とします。「誰でも簡単に組めるものを作れ」これが当セクション永遠の課題です。

当社最大の強み、それは開発から組み立てまでのすべてを一貫生産できる体制が整っていること。なかでも当セクションは、社内内製のキーとなる自動機をはじめ設備、治具の製作を行っています。設計にあたっては合理化、省力化思考で絶えず新しいやり方・より良い方法を模索。これまでに取得した特許は300件に迫ります。

各製造ラインに配置されたスタッフを取りまとめ、効率よく作業を進めていくのが生産管理の役割です。スタッフが判断できないケースへの的確な対処・指示はもちろん、作業の流れを観察し問題点の洗い出し・改善の提案など、別部門とのリレーションを図りながら生産体制をコントロールします。

確かな品質保証、それは製品を愛する心と品質管理原則の徹底によって生み出されます。「品質は工程で造られる」・・・この原則を柱に現場のひとりひとりが 品質管理の重責を担い、部品ひとつひとつに厳しいプロの眼差しと愛情の眼差しを向けて製品品質を高めていきます。それは会社のクオリティでもあるのです。

製品を売り込むではなく、当社の事業を売り込むといったほうが良いかもしれません。どんな製品を、どう開発し、生産計画を立案し、お客さまの事業計画に満足いく形で応えられるかを企画・行動します。お客さまの要望は、品質でありコストであり、時間の場合もあります。幅広い視野と判断力、そして何より行動力が求められるセクションです。

当社の製品は、プレス加工部品など一部の部品を除き、多くの部品は各仕入先からの購入部品で構成されています。鍵を握るのはサプライマネジメント。その主な業務は、仕入先への発注業務、仕入先から納入される部品の受入業務、社内および社外加工依頼メーカーの在庫管理、そして各部品の仕入先との契約締結業務および継続的な管理です。